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330. お母さんの里

吉田町は、全国に6カ所あります。
広島県の吉田町は、広島から国道54号線を北へ44K、車で1時間30分位かかり、山や田んぼの多い静かなところです。
昔は、中国地方の大将となった『毛利元就』の城のあった所で、城下町として栄えました。
平成9年はNHK大河ドラマ『毛利元就』が放映され、有名になり、私も元就屋敷や資料館を見に行きましたが、全国から50万人の人たちが来たそうです。
町に住んでいる人は約11800人位で、高田郡6町のうち1番多く、中心となって、米や野菜の生産が盛んで、大きいスーパーや病院、農協、消防署、それに商店や多くの人が働く工場や国や県の役所がたくさんあり、にぎやかです。
私は妹とおばあちゃんと『イズミ』へショッピングやゲームに行きますが、吉田町へ行くのが楽しいです。



『懐かしいものが出て来たよ~。じいちゃんがのんの代わりに書いてくれた作文』
長女が差し出したレポート用紙には、確かに父の字。
タイトルは『お母さんの里』
私は全く記憶にありませんが、小学校の時の作文の宿題を父に書かせたのか、父が勝手に書いたのかは娘も覚えていないのですが・・・文章、おかしくね?
なんか・・・硬いっつーか、いかにも大人が書いた風じゃね?
このタイトルはどうよ・・・里って・・・そんな言い回ししないでしょ^^;
しかも、書き出しがいきなり吉田町は・・・ってどうよ^^;
そして、『イズミ』にショッピングやゲームに行くメンバーに、私が入っていないのはなぜなのよ。
突っ込みどころ満載の、父が小学生になり切って書いたと思われる作文(笑)
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けど、これを読んで、笑いながら涙が溢れました。
懐かしい父の字。
癖があるから父の字はすぐに分かったし、この字が好きでした。
父は倒れるその日まで、毎年同じ手帳を取り寄せ、スケジュールを書き込み、日記をつけていて
書くことが好きな、几帳面な人でした。
そして、この作文を大事に取っていた娘の気持ちも嬉しくて・・・。
父のことが大好きだったから、きっとすぐに捨てることができなかったんだと思います。

父は携帯を持たなかったので、当然メールも残っていません。
友達が亡くなったお父さんのことを話した時、『父からのメールが消せない』と言ってたのが、とてもうらやましかった・・・。
けど、私には父が残してくれたこの作文や、日記があります。
日記は実家の父の部屋にあるし、まだ読むことができないけど・・・それは私がもらって大事にしようと思います。