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226. 信号3つ分

近くて遠い信号3つ分・・・。

今日、娘が新居に引っ越しました。
朝からひどく感傷的だった私は、長女が次女をバス停に送っている間に、手紙を書きました。


のんちゃんへ

今日まで、本当に本当にありがとう。
いつも、呼んだらすぐに返ってくる返事が、今日からはないと思うと、それだけで寂しくてたまらないよ。
信号3つ分、いつでもすぐに会えるのに、この家にはもういないと思うだけで、遠い・・・。
わがままでダメダメなお母さんを、今日まで支えて、助けてくれてありがとう。
思えば、たいした反抗期もなく、優しく素直に育ってくれたことが自慢です。
のんちゃんは、自慢の娘です。
仕事を辞めて約1年、ずっと一緒にいて楽しかったね。
その毎日を思うと寂しいけど、これからも仲良しな親子でいようね。
そして、これからもずっと、のんちゃんが大事な大事な娘であることに変わりありません。
TOWAに・・・。

りり


たったこれだけ書くのに、号泣^^;
どうなるんだーー私。
娘と荷物をおろして、部屋に荷物を運ぶ間、私が車で1周してマンションの下で待ってる時、ipodから流れたのは、ミスチルの『しるし』
『あぁ、のんちゃんが好きなミスチルの、私が好きな『しるし』だ・・・』で、また涙。
しっかりしろ!私。今生の別れじゃないぞ!!
そこからまた娘を乗せて、買い物をして、部屋に戻って片付けて・・・。
最後にもう1度車で出て、食料品の買い物をする時
「今日は鶏のくわ焼きにしようかな~。りりは?ねぇ、りりも同じものにしよう~』
そして、ふたりで同じ材料を買い、多いものはふたつに分けて・・・。
これからはふたりで晩ごはんの献立を考えることも、ふたりでキッチンに立つこともないんだ・・・。
こんなに支えてくれてたんだ・・・私のことを。

車がマンションに着く100メートル前から、運転しながら溢れる涙を止めることができませんでした。
だらしないよね・・・こんな母親で。
『りり、何で泣くん?いやーーん、明日も会えるじゃん』
そう言う娘の頬にも涙が伝っていました。
手紙を渡して、何も言えずに手を振って車を走らせました。

信号3つ分・・・家に着くまでに流れる涙を止めるのには無理な距離でしたが、今の私にはとても長い距離です^^;
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これからは、やぶちんとふたりで温かい家庭を作る娘に、いつまでもエールを送り続けたいと思います。






by odorunonki | 2014-05-25 16:17 | 娘たち